副題のSTONE WARSの名の通り、ストーンワールドでの科学王国vs司帝国の真っ向勝負を本作品らしさ全開で描き切った素晴らしい2期だった。
本作の売りである千空を中心とした科学陣営の突飛な発想から生まれる新発明に毎回驚かされたし、凄くワクワクさせられた。
司側のキャラも話数が少ないながらかなり人物像を把握させるのが上手いなと感じたし、羽京とかは好きになった人も多いんじゃないだろうか。
何よりも終盤にかけての司と千空の関係性の見せ方や、そこまでのシナリオの構成か素晴らしかった。
お互い思想や立場の違いから対立していたものの、根底には心から相手をリスペクトしている。戦争前や戦争中にも相手ならここまでやってくるだろうという描写を入れた積み重ねが終盤のエモーショナルなシーンに繋がったと思う。だからこそ共闘もコールドスリープ前の会話も、思わず目頭が熱くなった。
凄くいいところで終わったし、非常に次が気になるという意味でも最高の2期だったと感じる。
あと、地味に評価ポイントは内容濃いのにちゃんとオープニングを毎回流してたし、オープニング映像も曲も素晴らしい。いいアニメだ。