死にたがりの文豪(センセー)が異世界に転生する物語。ほぼ確実に太宰治モチーフ。
最愛だった人の面影だけが生きる理由で基本はあらゆる手段で死にたがる姿をコメディチックに描き、異世界で出会ったアネットやタマらとともに旅を続ける王道展開だけど神谷さん演じる異世界転生主人公が新鮮だったのとヒロインキャラも2人とも可愛くて安定感のある作品に仕上がっていた。なんと言っても偉いのは脚本がしっかりしていること。中盤に挟まれた孤児院関連のエピソードや姉妹のエピソードなど、人の負の感情に向きあってシナリオに組み込んで納得がいくところに落とし込むのが上手い作品だなと感じた。面白かったです。