明らかに決め回な予感がするサブタイトル。病床に伏すは伊吹佳子。
「淡島に入って後悔したことはある?」
「私は後悔ばかりよ。」
岡部絵美についての一件は後代にまで噂として語られていて、現職からは「母校の恥部」とまで言われているのが鮮烈さを物語っている。一方で親族の中での淡島や部隊についての解像度が明確に描写されるのは、リアルだ。
田畑は岡部絵美の夫と息子と対面し許可を得る。岡部絵美という存在を知ってもらうための記録を残すことを。それは恩師である伊吹佳子の知られたくない過去を本人の依頼とはいえ世に出す行為で。それが何かを壊してしまうかもしれない、だけどそこに伊吹先生が最後に込めた想いが乗る。
ここまでのエピソードの積み重ねがすべて集約されたようでなんだか胸が張り裂けそうだ…。