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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
良い
音楽
とても良い

「劇場版鬼滅の刃無限列車編」視聴終了
評価A+(名作)

今年一番、劇場版だからこそ輝けた作品だと感じた。劇場版で一気に駆け抜けたからこそここまでのめり込めたのだと思う。
前半シーンは、列車内での戦闘というのを本当にうまく描いてるな〜ぐらいの感想だったのだが、後半の煉獄さんと猗窩座のシーンは最高すぎるの一言に尽きる。煉獄杏寿郎というキャラはこの映画で初登場、バックボーンなどがこの映画で初めて語られるというキャラにも関わらず、煉獄さんの熱い生き様、母上の想い、そして最期など、映画内でギュッと濃縮され一気に押し寄せてきた。短い尺内でここまで思い入れの深いキャラに仕上げるのは流石だと思いました。そして最後の炭二郎の言葉、決意、柱たちの想い。煉獄さんは全て守りきった、負けてないというセリフが大好きです。三人には今回の経験がどう写りどう今後に関わってくるのか。これは続きを見たくなりますね。

この作品は初めてEDクレジットで泣いた作品であります。炭二郎の「負けてない」というセリフでも涙腺には来てたが、EDクレジットで「炎」を聞いた瞬間に初めて涙が溢れました。びっくりしました。今まで、本編で泣いてクレジットでは余韻に浸るということはありましたが、この経験は初めてです。理由としては一目瞭然、「炎」という曲とこの作品との完璧なマッチ具合ですね。歌詞を聴いてるうちに煉獄さんの生き様、炭二郎の決意、成長というラストのシーンが一気にこみ上げてきて泣かずにはいられませんでした。

あとはなんといっても圧倒的な作画。もうこれには脱帽ですね。力強い線が本当に見応えがある。音響も相まって、映画としてのクオリティは、全映画作品の中でもトップクラスだと断言できます。これ以上進化する余地はもう無いんじゃないか?と思うほどでした。

原作未読勢にも是非見てほしい。もちろん原作の設定を知ってた方が、前の話を見た方が良いというのは当たり前だが、この映画が初めての鬼滅だという人でも十分に楽しめるだろうと思った。いや、だからこそここまで売れたんだろう。おそらく歴代収益ナンバーワンは固いと思うが、それにふさわしい、素晴らしい名作でした。



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