いや、もう濃密すぎて見応えありまくりの回だった。一話の情報量とは思えない
ルイ先輩の、変わろうと覚悟はしたものの、まだ慣れてないんじゃないか?とコスモに悟られ、それでも背伸びしている姿、ジュノの困惑する可愛さも良かったが、今回はなんといってもレゴシの心情描写がとんでもなく光った回だった。
『もっと草食獣に対して腹を立てたり悲しんだり喜んだりしたいです俺。そんな当たり前のことを忘れていたんです』と、肉食も草食も同等な命だと悟り、次の段階へと修行を進めるレゴシ。それとは裏腹に、草食獣、肉食獣の壁を取り除こうとしたことによる肉食獣としての弱体化。この弱体化は一種の成長でもあるのだろうか。矛盾を抱えながらの修行は果たしてどこに辿り着くのか。楽しみすぎる。
そしてハルちゃんとレゴシとの会話。二人がこのまますれ違っていくのかと思いきや、最後のレゴシのアプローチ。驚きのあまり変な声が出てしまった。マジでレゴシが愛おしすぎる。
動物としての本能をヒューマンドラマとして落とし込むのが本当にうまい。世界観だけではなく、会話劇が光る作品です。良い作品に出会えた