「ラブライブ! School idol project」視聴終了
評価B+(妥当)
異次元フェスの予習。μ'sは出演しないけども、まずは初代を見なくちゃいかんだろ!ということで視聴
良かった点がキャラと曲。キャラ構成と描き分けがよくできていて、かつ全員に見せ場があるのはすごく良かった(凛ちゃんエピが少ないぐらい)。9人いたのに、見終わった後に全員に印象が残ってるのは並のアニメではできない。ギャグ展開が効果的に働いているのが効いているのかな?個人的には海未ちゃんが一番好きです。
そしてなんといっても曲。たくさんの曲が出てくるアイドルアニメでは、初見時に「良い曲やな」と印象づけて他の曲に埋もれさせないことが大切だと思うんだけど、今回の曲は初聴きでちゃんと脳に入ってくる良い曲ばかりだった。曲数が比較的少ないこともあるけど、どれもライブシーンは良かった。特に「START:DASH!!」が好きです。3話の初ライブでまさかカッコいい曲調でくるとは思わなかったので意表をつかれました。
ただ、脚本が微妙に感じてそこまで刺さる作品ではなかったかな。平凡かつ強引かつ視聴後の満足感がイマイチだった。結局ラブライブは始まってすらおらず、2期ありきの話だったかなと。いや、廃校を阻止するためにスクールアイドル始めたのに、大舞台に出ずに廃校の話が無くなるのは違くないか?そこが一番引っかかったところかな。2期見たら変わるかもしれないから今のところなんとも言えないが。
あとは話の強引さ。スクールアイドルの魅力として、初めからプロのアイドルではないので、「なぜμ'sに入るのか?なぜアイドルになりたいのか?」という動機付けが描けることがある。ただ、その動機付けがかなり強引だったかなと。真姫の医学部問題が解決しないままアイドルになったり、にこにーの壁の取り除き方もかなり強引で、なぜμ'sに心が惹かれたのか?という心情変化が深くは描けていなかったかなと。動機付けを描けるというせっかくの強みを雑に消化しちゃってるように感じた。絵里ちゃんの話は良かったけど。
あと、最後の留学もうーん…。結局ことりちゃん留学に行きたくなかったんかい。スパスタより100倍マシだが、あの留学は後半に話をシリアスに持ってくだけのただの舞台装置に感じた。あそこで留学止めるのは、ことりちゃんの夢が大したことないと捉えてしまうな。虹ヶ咲は留学についてうまく描けていたんだけどな。
というわけで、ラブライブがここまで流行した強さは分かるアニメだったが、キャラの心情変化に入り込めないのと話の根幹が雑に解決されたこともあり、そこまで深くは刺さらなかった。2期見たら評価変わるかもしれないので、明日から2期見ます