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全体
良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
良い
音楽
良い

船でのUNDERとの戦いからのUNMOVEを仲間にするところまでは、今期の中で間違いなくトップ3には入るなって確信するくらい面白かった。最後の安野先生絡みの話は流石に展開が突飛には感じたかな。

この作品の自分の中で一番惹かれた魅力は"能力者の個別話"。キャラを掘り下げる話は本当に全部面白かった。UNCHANGE、UNTOUCH、UNMOVE、UNKNOWN、全部の話に能力故の悲惨な過去があり同情してしまった。能力を持ったことにより別れを経験する。こんな神はもう殺すしかないと皆の気持ちに賛同した。個々のエピソードがすごく良くて心が惹かれた。

あと、この作品のもう一つの魅力が"セリフの良さ"。セリフのセンスが自分にバチバチにハマった。「来るよ!不運が!」みたいなインパクトのあるセリフもあれば、「他人のために動ける人になるために他人を動けなくする能力を使う」みたいなしみじみと心にくるセリフもあって、作者の言葉選びの力を感じた。印象に残るセリフ作りと場面作り、この二つが良いと、この作者さん凄いなと感じるな。

ただ、安野先生が出てからの展開は流石に突飛に感じて、終盤はあまり合わなかった。この作品の魅力に"無限の広がりがある壮大な世界観"というのを感じていたが、安野先生の本の中に入ってアンディの過去に向き合うのは、もっと巧いこともってこれなかったのか?とは思った。個々のエピソードは良いけど、そこに繋げる方法が強引というか。安野先生絡みは取ってつけた話には感じた。ループ設定もちょっと要素多すぎには感じたかな。これはまあこれから大事になってくるかもしれないけど。話の展開方向が破茶滅茶になって一本の軸が無いのは気になった。

あともう一つ気になった点として、一話内でのテンポが早すぎる&内容が濃すぎるのに、前回までのあらすじにすごく尺を使うこと。これは訳わかんなかった。あらすじが終わった後の話は猛スピードなのに、あらすじが長い。じゃあ、あらすじをもっと短くした方がいいんじゃない?とは感じた。め組の大吾みたいに、あらすじで引き延ばして中身が薄いわけではなく、中身はすごく濃いのに…。不思議だった。

というわけで、個々のエピソードが面白く、印象に残るセリフも多くあり、15話まではめちゃくちゃ面白かったけど、最後の裏切り以降の話は、展開が突飛になりすぎて話がとっ散らかってた印象。でも、全体的にすごく好きな作品ではあるので、是非とも続きを見たい。原作を読んでもいいんだけど、アニメの出来がすごく良いので、アニメ初見でいけるならいきたい



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