後半はソラの力でヨイショされるご都合展開に感じて微妙だったかな。前半の危うげな旅の方が好みだった
周りが敵だらけだけど、その中でも微かな光を見出して頑張っていこうとする少女の健気さが良かった。いつ折れてもおかしくないようなギリギリさ、危うさと、その中にある温かみに引き込まれた。ひとりぼっちだった女の子が、ソラという友達を見つけて果てのない旅に向かっていく。その雰囲気がかなり刺さった。背景美術も最高で、派手な話では無いがこの丁寧さがすごく良かった。
ただ、後半はソラの能力で悪人を見つけ出して、それを密告してヨイショされるだけの作品に感じちゃったかな。周りの人間が、聖人すぎる人かクズすぎる人しかいなかった。仲間というより、保護者ができたように感じた。もっと旅の仲間、友達ができたんだというのを見たかった。
前世設定はマジでいらなかったなかっな。まあ、そんなに出しゃばってはないから邪魔には感じないけど、なんのためにあったんだ?とは感じる。これからなのかな?
というわけで、前半は話は地味だが目を見張るものがあり引き込まれたが、後半は保護者たちにヨイショされるだけの作品に感じたかな。区切りは良かったし、原作もここで終わりなのかな?
あと、OPは神of神