今期のダークホース。まさかここまで脚本で面白い作品になるとは
前半のほうはダークギャザリングと同じく、ホラーアニメとしての魅力を感じて視聴をしていた。ちゃんとホラーとして怖いし、毎回のオチも用意してくれる。特に後味の悪さで魅せる話が良かった。単純びっくりホラーなら、どうしても実写のほうが強いけど、幽霊だと思っていたものが実は…とか、鏡の中に…とか、心がゾクゾクする怖さもちゃんと用意している。その中でも、モブおじさんのような感動回もある。単話の完成度が普通に高くて、それを楽しんでいた。
ただそれだけでなく、話の軸となるストーリーがめちゃくちゃ面白かった。カヤちゃんとお母さん、どちらがおかしいのかという謎に始まり、カヤちゃんが除霊(物理)の力を有している理由や、親子関係の話など、二転三転するストーリーに引き込まれました。あと、このアニメで何より良かったのが、保育士要素をうまく絡めているところ。カヤちゃんは他の子とは違い、霊が見えている。明らかに異質な子供なんだが、中身は普通の5歳児であることをしっかり理解し、そんなカヤちゃんの心をわかってあげようとするチエ先生が本当に良かった。気持ちを言葉に出すことが苦手な園児に対して、何を考えているのか理解しようとする保育士の行動が、怪異を有しているが中身は等身大の普通の女の子という設定にすごく活かされている。保育士ならではの優しい𠮟り方も最高。そんなカヤちゃんを理解してあげたからこそ、最後ハッピーエンドにたどり着くことができた。
最後の盛り上がりも良く、綺麗に完結したので、大満足の作品でした。「カヤちゃんはコワくない」というタイトルにも何重もの意味が込められていて感心しました。もっと話題になってもいい作品。すごく良かったです。