長きに渡って続いてきたヒロアカも、ここに完結。大団円だったね
これまでのシリーズも含めて個々別々にエピソードを語りたい気持ちもあるけど、ここではとりあえずFINAL SEASONのことと全体のテーマとして感じたことだけ書こうと思う
まず、死柄木やAFOといった史上最強クラスの相手との戦い自体が熱い展開だったけど、何よりもその戦いの過程が熱かったね
爆豪がオールマイトを守るために覚醒してAFOと戦う回は今シーズンの中でも屈指のエピソードだったし、デク君がOFAを譲渡したのち腕を失い、もう戦えないかと思われたときにA組のみんなが白雲のワープ個性を使って来てくれるところは鳥肌が立った
また、シリーズ全体を通して言えることだけど、とりわけ今シーズンで実感した、伝わったメッセージとしてはやはり「誰もが誰かのヒーローになれる」ということだと思う
今回の戦いは事実上の総力戦となり、とてもじゃないけどヒーローの力だけでは勝利・復興はなしえなかった
そんな中で、デク君の「弱き強さ」に背中を押された観衆たちが、「自分にも何かできることはあるんじゃないか」と思って、少しずつでも人のために自分にできることをやっていこうという風に意識・行動が変わっていった
そうやって人が少しでも人のことを思いやれるような世の中になれば、まさにホークスが言っていたような「ヒーローが暇を持て余す社会」に到達できるんじゃないか、そしてそのために個人がすることはどんなに小さなことでもどんなに身近なことでもいい、そういう風に俺は受け取った
最終話で、以前死柄木に手を貸すことができなかったおばあちゃんが、死柄木と似たような境遇の少年に今度は手を貸すことができたというエピソードがまさにそれを象徴していると思う
最終話でみんなが大人になった姿を見ることができたのも嬉しかったね。EDクレジットと共に8年後のみんなの現在を追うことでここまでグッとくるものがあるのも、これだけ長く続いてきたからというのもあるだろうなあと思った。あとは単行本最終巻で加筆された部分をアニメで観られたら、本当に成仏できますね(カプ厨とかではないけど、やはり麗日さんが、好きなので……)