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とても良い

被造物達がラストに元の世界へ戻るのは予想された展開だけど、帰った先が元の世界か確認のしようがない点には思い至らなかったな。又、それにより創作者達が被造物達の想いを汲んで物語を続けたとしても、そこに描かれたキャラクターは現界していた被造物と同じと言えるのかという疑問も湧く
けれど、この現象って前回のシマザキセツナで行われた事と似ているんだろうなと思う。あのセツナはやはりどれだけ奇跡を重ねたとしても颯太が創作したキャラクターに過ぎないのだけど、それでもアルタイルには本物だと思わせ存在の定義を変えることが出来た。それと同じように当人たちが本物と信じられればそれで充分なのだろうね
鹿屋達が清々しい表情で帰還するのは自分には元の世界でやらなくてはならない事が有ると知っているから、松原達が創作を続けるのは実際にキャラクター達に触れ合ったことで彼らの覚悟に命を削って報いなければと思うから。その想いは目の前に存在するものを本物だと思うからこそ迷いがないのだろうね

それにしても、それぞれの作品が新展開を迎えるポスター、特にまみかとアリステリアが再会した絵にはうるっと来てしまったなぁ。あの二人には穏やかな世界で生きていて欲しいと本気で思う

メテオラは現実世界に残ることになり小説家へ。この進路は予想外だったなぁ。被造物だったメテオラが創作者側に回る展開は、2クールに渡って被造物と創作者の関係性を描いてきた作品だからこそ特別な意味があるように感じられる。ラストのタイトルからすると自分たちの体験を小説にするつもりなのかな?

そして颯太は創作を再開することに。「形にせずにはいられない。たとえ失敗しても誰にも認められなくても、それでも」と考えられるようになった颯太はまだまだ閲覧数の少ない素人作家では有るけれど、きっと大きく成長していくのだろうな。その想いと覚悟はシマザキセツナや数多の創作者達に追いつけたのではないだろうか

こうして終わってみるととても素敵な物語に出会えたと心から思う。制作スタッフの皆様、本当にありがとうございました



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