特殊な要素を多く含んだ世界観だなというのが第一印象。そのせいか世界観に圧倒されるばかりで説明された全てをきちんと理解しきれたとは言い難いかも
サイミアを使える印持ちと使えないが長命の印なし。力のある無しで差別が行われず互いを助け合っている部分だけ見れば泥クジラはバランスが取れているように思えるけど、長老たちが外の世界について何か隠していた点や体内モグラと呼ばれる荒くれ者たちの鬱屈具合を見るに危ういバランスの上に成り立っているようにも思える
チャクロの前に現れた刀を操る少女リコス。チャクロが武器をほぼ知らないような生き方をしてきたのに対し、刀と寄り添うようにひっそりと生きていた。まさに住む世界が違うと言わざるを得ない境遇。リコスを連れ帰る時に降った雨は吉兆の印ということだけれど、むしろリコスとの遭遇は不幸の始まりのように思えてしまう
特にリコスが武器を持っていたこと、その武器に血がこびり付いていたことをチャクロが皆に伝えなかった事で最悪の事態を招いてしまうような……