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良い

担任ではなくなっても零の相談に真摯にのってくれる林田先生は本当にいい人だな

前回はひなたの身に起こったこと、その事態への家族や零の反応を中心に映していた。今回は林田先生を介して改めていじめ問題を客観的に取り上げていた。原作者や制作側が真剣にいじめ問題を描き出そうとしている意気込みを感じられた。
……それを将棋が主題の作品でやるのかとイチャモンを付けたくなる気持ちはあるが、本作は将棋を通して人間を描いていく作品であると捉えればこういった展開も有りか

人間の数だけ答えが有り、それが衝突し合ってしまうから泥沼化してしまうと言う林田。だからこそ当事者であるひなたの気持ちやどんな解決を望んでいるのかを聞くことが大事だという
そういった意味では暴走しかけている零はコミカルでは有るんだけど、何か妙な騒動を起こしそうで怖い。てか、対局料を纏めた紙を見てひなたを養うつもりなのかと一瞬勘違いしちゃったじゃないか。それくらいの熱量を零から感じるよ?

あかりとの会話。人間の数だけ答えがあるという言葉を裏付けるように、祖父があの場面で見出した力強い答えを前にして自分の考えを間違っていた、足りなかったと否定してしまうあかり。
でも祖父もあかりも等しくひなたの家族ではあるんだけど、母親代わりとしてひなたと接していたあかりと祖父では、ひなたとの距離感が異なるのだから出す答えが異なるのは当たり前。それを踏まえてあかりの気持ちに向き合い慰めてあげられた零は偉いな



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