冗談とか例えを言うにしてももっと他の言葉は無かったのかとどうしても思ってしまう。
戦闘力でも権力でもギアスでもなく真心でルルーシュを追い詰めたユーフェミアの末路は本人の意志にも理想にも反した悲愴なもの。その直前までの希望に満ちた展開とあまりに反した虐殺のシーンは変な笑いが漏れそうになるほど
前回ラストで感じたようにユーフェミアは望んだものを全て手にする立ち位置におり、一番大事なもののためにアイデンティティの一部を返上する事も厭わない。だから復讐に燃えるルルーシュの心も手にすることが出来る。
けれど、対するルルーシュは望んだものが手に入らない立ち位置に居るわけで。ユーフェミアの提案を受け入れるために握った手は既にC.C.の共犯者になると決めた時に埋まってしまっている。だからユーフェミアと和解するなんてありえなくて、そのタイミングでギアスが暴発してしまうのもある意味決まっていた運命なんだろうな
救世主ではなく復讐者でしか無いルルーシュがこの状況で出来ることは自分が暴走させてしまったユーフェミアを最大限利用するだけ。そんな彼の悲しみを知るのは本来の共犯者であるC.C.だけというのは何とも言えない