前回も少し思ったことだけど、とてもしっかりした教師陣の対応に「何故もっと早くこの対応が取れなかったんだ」と思わずにいられない。やはりひっそりと始まったいじめにまず気付くことが大変で、気付いた後も生徒の心に傷をつけないように配慮しつつどのような解決に持っていくかという判断は簡単にできるものではないんだろうな
今回は大っぴらに個別面談を行い、最後にはいじめをした生徒達に門前で謝罪させるというもの。いじめがクラスに存在したことを皆に突きつけるような遣り方。だけど、公開した形で対応することで生徒たちに「いじめは終わったのだ」という認識を持つことが出来、ひなたがクラスメートの輪に復帰するきっかけとなっている
そこで作ったクッキーは不格好で固くて美味しくなかったけど笑顔を取り戻すことが出来た。ぎこちなくても楽しかった日々を取り戻すための重要な一歩に見えた
転校したちほからの手紙で、ゆっくりでありながらも一歩一歩明るさを取り戻している様子が伝わってきたのは良かったなぁ。ひなたが高木を許せないと思ったのはちほを悲しませた現実が残ったままになっていたから。
ちほを転校にまで追い込んだ高木を許せないのは変わらないだろうけど、手紙で近況を知れたことでちほを助けられなかった自分を少しは許せたんじゃないかな
零は今回の件で何も出来なかったと認識しているようで。確かに彼は学校関係者でないから学内のいじめに介入するなんて端から無理な話。
だけど、学外では常にと言っていいほどずっとひなたの傍に居た。いじめ問題の中でひなたが「負けるもんか」と思い続ける原動力となったのは零が傍に居続けた点は非常に大きかったと思えるけどな
今後はいじめをした本人である高木の心の問題に踏み込んでいくのだろうか?