一応総集編と銘打っているが、本編は一時間半以上あり又前後編に分けられているため、各シーンの繋がりがカットされているような印象はそこまで受けない。むしろTV版よりスッキリした構成になっているせいか、より楽しめるようになっているように思う
いわゆる俺TUEEE系の作品なんだけど、改めて総集編の形で視聴するとアインズの精神面にかなり特徴があることが判る
彼にとって「ユグドラシル」は最高のゲームでありそこで培われたギルドメンバーとの絆は現実世界での繋がりよりも大切にしていただろうことが察せられる。けれど、サービス終了日にメンバーが全く集まらないまま異世界に飛ばされてしまう。
守護者達は勘違いしていたけど、そこでアインズがやろうとしていることは「アインズ・ウール・ゴウン」という大切な思い出が幾つも眠る居場所を護り、「ユグドラシル」のプレイヤーが居るならば探したいという純粋な想い。だから彼が巻き込まれ系主人公になるようなことはなく、積極的に事態に介入する掻き回し系主人公になり、且つそこで示した自分の功績を過剰に誇るようなことはしない
けれど、アインズの足元にも及ばなかった神官などから見れば彼の力量は圧倒的なわけで。その辺りのギャップによって見えてくるアインズの強大さは憧れもするけれど同時にちょっと笑えてくる。だから視聴者はアインズの強さを嫌味なく楽しめるのかもしれない
特にカルネ村での無双っぷりはあまりに凄すぎて敵が可哀想になってくるほど
カルネ村を助けた後は「漆黒の剣」と共に冒険へ。「漆黒の剣」もアインズの足元に及ばないのは変わらないが、彼らにあるのは信頼する仲間との良い連携。
それを間近に見たアインズはかつての仲間と比べてしまい、ニニャにいずれ素晴らしい仲間ができると言われて不機嫌になる。
アンデッドになった事で精神変動が少なくなった彼らしくない言動からはかつての仲間にまだ強い未練が在り、それゆえに「漆黒の剣」どころか守護者達にも心を許せないでいることが察せられる
クレマンティーヌとの対決は後編か。あの鯖折りまでの一連のシーンはかなりスカッとしたので早くみたいな