同期の皆で家の掃除、リヴァイの潔癖症を恐れたり、ミカサが女子力(物理)だったり、サシャがパンを盗んだりと昔懐かしの光景で始まる第三期。
だというのにその直後に続くのはそれほど明るくない展開。エレンの硬質化の実験は失敗、手掛かりの一人だったニックは殺され、リヴァイ達は襲撃されかける。
そんな状況でもエレンとヒストリアの会話描写は良かったな。ユミルが居なくなり、更に自分が重要な存在とを知り不安定になっているのかやさぐれているヒストリア。以前の女神のようなクリスタを覚えているこちらとしてはその姿には違和感しか無い。けれどエレンだけはそんな今のヒストリアを肯定し「今のお前はただの普通だよ」と告げるシーンは明るい描写と暗い描写入り交じる今回に於いて良いシーンだったように思う
原作を読みこれから何が起こるか知っていてもラストに訪れる衝撃は凄まじい。これまで人と巨人が争っていた本作で遂に人と人が争う局面へ転換すると認識させるには充分なラストだった