自分はドキドキしない、橙子の事も好きになれないと考えていた侑の心情に幾つかの変化が見られた回
槙から橙子を好いていると指摘された侑。しかし、侑自身は好きだから心配したのではなく、自分はお人好しだからなのだと誰を相手にするわけでもなく釈明。また、自分は選ばない、ドキドキも浮かれたりもしないなどとと述べられてしまったら、侑はこれまで「自分は誰も好きになる事はない」と自己暗示を掛けていたのでは?と推測しそうになる
けれど、今回の侑はそこから一歩踏み出すために行動を起こす。この決意はこよみが小説の新人賞に応募しようと努力していると知ったことや、自分の隣に橙子が居る現状を再認識した為なんだろうね
しかし、その急激とも言える変化に橙子はついていくことは出来ない。まるで立場が逆転したかのように侑のアクションにあたふたする橙子の姿はいつになく可愛らしい
自宅に招かれるという、橙子からすれば非常に心臓に悪いお誘い。他にも自室では橙子の心を乱すような言動を連発する。これを橙子は無防備でありもうちょっと警戒した方が良いと注文をつけるが、別に侑は誰にでもこのような行為をするのではなく、橙子と一緒に居る時間になれるために積極的な行動に出ただけなんだろうな
今回の言動によって橙子からの好感度が更に上がった状態へ。話が進む度に橙子の侑への想いは深さを増し色鮮やかな表情を見せるようになっている
以前はただ、橙子の変化に対して置いてかれたかのように感じていた侑。いつの間にか彼女も変わりたいと強く願い、そして心臓が選んでくれたら良いのにと感じるように。彼女に大きな変化が訪れる時が近づいている印象