紫陽花って色ごとに花言葉違うんだ…。知らなかったな
作中では明かされなかった好きな色。OPの花びら、もしくは着ていた服等が明かされなかった好きな色に関係しているんだろうか?
冒頭、自身が変わる切っ掛けとなった先輩と再会した沙弥香。その無神経な言葉に一瞬沙弥香は爆発しそうになるけれど、そうはならず自分は貴方のせいで幸せだと見せつけるシーンは強烈。前回の店長との会話のお陰か
今回の話は橙子や沙弥香の内面が描かれた後という事で、それぞれの関係性が改めて描かれた回であったように思えた
以前の沙弥香の発言を気にし沙弥香を食事に誘った侑。けれど、二人にとって共通の話題となる橙子の件はどちらにとっても深く触れて欲しくない部分。だから「橙子を好きか?」と聞かれても友人とか先輩とか誤魔化す流れになる。また、侑は本来の橙子を大切にして欲しいから劇の行方が気になってしまうが沙弥香は劇の行方よりも橙子の意思を尊重して劇を大事と思わない
共通する話題で対立する部分のある二人は一致点を見出すことが出来ない
河川敷の遣り取りにおいて橙子の隠された本音を「私を好きにならないで」だと推察した侑。てっきりあの時の橙子はそれとは逆の言葉を言おうとしていたと想像していたのだけど、違ったのか
橙子を特別に感じかけている侑。けれど、侑が橙子に特別な感情を返せない以上、友達以上恋人未満の関係は変えられない。その中で先輩・後輩、姉・妹のようになれても互いを特別に感じる関係を構築することは出来ない
傘をどちらが持つかで言い合った末に二人で持つ一致点を見出すことは出来ても、侑にとって心地よい関係を求めることはもう出来ない点はベンチで橙子が侑に寄りかかって眠ってしまった描写によく現れていたように思う。
元々面倒見の良い部分があり、橙子の傍にいると決めた侑は自分の望みを置いて橙子に譲り続けるしか無い
こちらの意志を無視して振り回し、触れてはいけない部分を明確に持っている橙子。それは沙弥香や侑にとっては厄介な存在。
Aパートでは一致点を見いだせなかった二人が奇妙な点で一致点を見出してしまうのは面白い。やっぱりこの物語の中心にいるのは七海橙子なんだな
また、もう一つの侑と沙弥香の一致点として二人が劇のその後を想像していた点が気になる。姉に出来なかった劇を橙子がやりきった時、彼女らの関係に何が起きるのだろうか?