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良い

共生が非常に意識された内容であるように思えた

盾の勇者である尚文は自分で戦う事は出来ないから他の誰かに戦って貰う必要がある。そうしなければあの世界では生き残れない
亜人奴隷であるラフタリアは亜人が差別される世界で奴隷印を抱えながら生きていくためには守ってくれる主人が必要となる
両者の利害は一致しているが、合意によって成立した関係ではなく金で成立した関係。だから尚文は値段分は働いてもらうと冷たい言葉をラフタリアに言い放つ

二人の関係性が変わっていくのは背景にある文化による影響かな?
尚文はこの世界では盾の勇者であるというだけでバカにされる。しかし、亜人の文化においては盾の勇者は亜人を大切にしてくれた存在と語り継がれている。ラフタリアも尚文が盾の勇者だからといって差別しない。尚文にとって穏やかな気持ちで一緒に居られる存在となる
この世界では奴隷であるために暴力を振るわれたり亜人の入店を断る看板が掛かっている程に差別意識が強く存在する。しかし、亜人や奴隷を乱暴に扱う文化を持たない尚文はラフタリアに厳しい態度は取っても大切に育てようとする。ラフタリアにとって尚文は離れがたい存在になる

尚文は当初、奴隷のラフタリアを人ではない、盾と同じだと言い放ち道具のように使おうとした。けれど、育てる内に愛着が湧いたのか鉱山での戦いではむしろラフタリアを逃がすために自分の身を犠牲にしようとした。ラフタリアを道具などではない、一つの命ある者と認めた証拠か
最初は尚文をご主人様と呼んでいたラフタリアは戦いが終わった後、呼び方を変え尚文様と呼んだ。自分を所有する人間と言うだけでなく、彼個人への執着が感じられる描写だった

ラスト、尚文はラフタリアのお子様ランチに付いていた旗を日の丸に。彼が自身のアイデンティティを変わらず持っていることが判ると同時に、ラフタリアの食事を少しでも楽しいものにしたいという気持ちが感じられるシーンだった



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