前回、起死回生の手として選んだ海への飛び込み。しかし、何でもすぐに凍らせてしまうギアッチョの前ではむしろ悪手となってジョルノ達を苦しめてしまう。でもそれによって別の道が出現し、事態打開に動いたのは確かなこと
今回はとんでもなく強いホワイト・アルバムを撃破するためにジョルノ達が様々な攻略法を試し、道を切り開こうとした回だった
前回ギアッチョを退けた植物生成は一度は失敗するものの、それによってミスタはボードを作り脱出する道が出来る。しかし、ギアッチョによって冷却が解除され脱出は失敗したかに見えたが、車の部品であった草が元に戻りギアッチョにダメージを与える武器に変化する道となる
ミスタは次にギアッチョが呼吸する穴を見つけ攻撃しようとするが、それはギアッチョに防がれる。ギアッチョはボルトを打ち込まれたことでミスタにはまだまだ自分を攻撃する道があることを理解する。だからそれを防ぐために更なる防御を固める必要性を抱く
ジョルノは状況の不利を悟りディスクの回収を優先するが、ミスタはギアッチョの撃破を優先する。それは結果として悪手となってしまう。だからこそ、その状況を打開するためには覚悟が必要となる
不利な状況がジョルノにもミスタにも暗闇を切り開く覚悟を固めさせる
そこからの攻防は素晴らしいの一言。
ジョルノの血で弾丸の通り道ができたと思えば、ギアッチョは空気穴を塞ぐ。跳弾によって吹き出した血はギアッチョの顔に張り付き、周囲を見えなくさせ鉄柱の棘に突き刺すきっかけとなる。吹き出した血はギアッチョを追い詰めもするが、それによって血を凍らせる守りとなる
極限の攻防は我慢比べとなるが、その長丁場がジョルノ到着までの時間稼ぎとなる。ミスタが切り開いた道はジョルノに届き、ギアッチョを真に撃破する道となる
本当に素晴らしいシーンだった
ブチャラティはミスタを誘った食事の席でブルスケッタを一時は4つ頼もうとする。4はミスタの忌み嫌う数字。もし、そのまま注文されていたらミスタはブチャラティの仲間にならなかったかも知れない。しかし、ブチャラティは何の導きか自分も食べる気になり4つの注文を回避した。これはただの偶然ではあるけれど、そこに運命を感じることは出来る。ミスタはこの瞬間にブチャラティ達と共に歩んでいくことを自分の道だと決めたのだろうね