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良い

本作は基本的に夏生の視点で描かれるから、陽菜が何を考えているかは完全には読めない。けど、どろどろしたこと考えてそうな気が……

陽菜とドライブで江ノ島まで来た夏生。他に知り合いは居ないから二人は姉弟というより、以前の先生と教え子のような距離感で接しているように見える
だからか、陽菜が語った柊との過去も夏生が想像しやすい学生時代の逸話が中心に。想像しやすいから夏生は瑠衣やももとの絡みを思い出し、自分に陽菜を責める資格があるのかと悩んでしまう
ここで夏生が陽菜をモデルにした小説を渡しつつ「好きだった」と過去形で想いを告げたのは踏ん切りをつけようとしたからか。でも、それ以上の攻勢で陽菜が踏ん切りをつけてきたのは驚き
夏生が散々自分への想いを引きずっていることを知っている彼女からしたら、強烈なパンチを叩き込み現実を教える必要があると考えたのかな

ただ、それでも想いを振り切れないのが夏生のまだまだな部分か。陽菜の言葉を否定したいからって瑠衣の明らかにおかしな行動を受け入れてしまうのは宜しくないだろうに
夏生は陽菜への想いを振り切れず、その状態で瑠衣を受け入れてしまった。同時に瑠衣も夏生への無自覚な想いが暴走しかけていることを考えると、この家庭は近い将来崩壊しそうな気がするけれど……

そんな泥沼化しそうな夏生と瑠衣よりもどろどろしているのが陽菜
陽菜は第四話で家族を優先すると言って柊との浮気を辞めたと言ったけど、その言葉はどこか怪しい
陽菜は夏生に改めて想いを告げられた場面で、夏生の想いを完全に砕くために心中する振りをした。自分達が付き合うとは家族も社会的立場も捨てることであり、心中するようなものだと。これって陽菜の不倫行為にも少し当てはまるような気がしてしまう。そしてこんな言葉をすっと出してくる陽菜は柊に対してそこまでの覚悟を抱いていたのではないかと。ならそんな彼女が家族を理由に柊を諦めるとは考えにくいような
これが最後と言って夏生は陽菜を抱きしめる場面、瑠衣と夏生が恋バナをする場面で陽菜は瞳を揺らし曇らせる。又、自身をモデルにした小説を読みつつ涙を流す。この描写は柊を思い出していたように見える。だから終盤のあの行為に繋がってしまうのかな

誰も彼も自分の中にあるどうしようもない想いに振り回され藻掻いている様子が伝わってくるような内容だった



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