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普通

元康は何故ああまでして登場する度に株を爆下げしてくれるのか。第一話の頃はそれなりに格好良かったのに、いつの間にか笑えるけど不快なキャラに。
まあ、元康のやること成すこと全肯定して更に事態を混迷させるマインも大概だけど
どうしてこんな二人が組んでしまったのやら

尚文達はフィーロの傍にメルティの服が落ちていた為に、フィーロが食べてしまったのではないかと想像する。でも実際はフィーロの羽毛の中に潜っていただけ。これは少し前のフィーロの発言、「美味しそうな鳥だね」に起因する発想か。
ある意味、フィーロを何でも食べてしまう存在と判断し外側だけ見て中身を見ない考え方。これと似た思い込みは今回はそこかしこで発生する

尚文は幼い少女の見た目をしたフィーロと、同い年くらいに見えるメルティとの触れ合いをさせる。親心としてフィーロにはもっと近い年齢の友達を作って欲しいとの考えか。これは良い方向に働いたが、種族が違う二人の実際の年齢はかなり異なる
天使萌えの元康は少女形態のフィーロを求める。しかし、鳥形態のフィーロについては悪態ばかり。これもフィーロの外側だけしか見ないから同一人物だと全く気づけない

教会でシスターが粗悪な聖水を持ってきた際、教皇は改めて良質なものを持って来させるが、尚文がそれに感心することはない。盾だけ掲げられていない尖塔を見た瞬間から彼の中で教会を信用できなくなったから
町中で兵士に呼び止められた際も尚文は何も聞かずに逃げ出す。兵士に良い思い出がない尚文は相手が兵士というだけで信用する相手ではなくなる
そして尚文はメルティの話を途中で遮って打ち切ってしまう。彼にとって王族など全く信頼できる存在ではないから、同じく王族であるメルティの話を聞く気なんて毛頭ないのだろうね

盾の勇者と言うだけで差別されると憤ってきた尚文。だというに今度は彼が相手の肩書だけで信用できない相手だと判断するようになってしまった
第三者視点ではそれらは思い違いであろうことは推察できる。教皇はまだ判らないが、兵士は尚文様と呼んでいたし、メルティも神鳥の聖人ではなく盾の勇者と呼んでいた。
そろそろ尚文の人間不信を治す時が来たのだろうか?



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