風太郎との距離感にあたふたする五つ子が面白い
五月は風太郎と自分達の関係性を生徒と家庭教師と例えるけど、本当にそんな関係なら一緒に服を買いに行ったりしないし、まず同年齢というのがありえない。
ならどんな関係性なのかといえば、あまりはっきりしないまま
そんな中、何で好きな人と付き合いたがるのかと疑問を覚える三玖。正直、高校生にもなってそんな悩みを抱くのはどうなのかと思わなくもないけど、そんな疑問を覚えるようになったのはやはり人間関係の変化に直面しているからだろうね
男子生徒の回答によって何かしらのヒントを見つけられた感じなのかな?かといってあっさり一華に風太郎と踊る権利を譲ってしまう辺り、三玖の中にはまだ独占欲が芽生えていないようだけど
旅館で寝る際には誰が隣で寝るかで論争に。
関係性が曖昧なまま絆を育んでしまった五つ子と風太郎。もし、ここで風太郎の隣で寝て関係性が進展するようなことがあれば、それこそ生徒と家庭教師でも友達でもなくなってしまう。服を一緒に買いに行った際も四葉が「デートって感じだよね!」と言及したら空気が固まっていた事を併せて考えると、その変化が一人にだけ訪れたら五つ子にとって大事件だ
だから、平等に姿を同じにして変化が起きないようにする道を選んだのかな
だというのに一華の行動はその平等を崩してしまうもの。友達からパートナーへ進もうとした一華。それを見てしまった五月。キャンプファイヤーを前にして五つ子達が揺れ動くさまがとても良い