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とても良い

透の裏表ない健気さは本当に素晴らしいと思うの

透の裏表の無さに対して、由希達が何か隠しているという印象がよりはっきりしてきた
由希は学校では王子様として扱われ、透に対しても頼りになる人間であろうとする。でも、その裏側には自分の変身能力のせいでまた友達を失ってしまうのではないかという恐怖心が隠されている
夾は無闇矢鱈に由希に喧嘩を吹っ掛け問題を起こし、粗暴な口調から乱暴な人間に見える。でもそれは不器用さの裏返しであって、年上の紫呉に対しては素直に自分の悩みを吐露する弱さも持っている

そんな二人に透は何処までも裏表なく対応する
記憶を消すことになるかもしれないと怯える由希に対して透はむしろ感謝の言葉を述べ、更に「またお友達になって下さいね」と嬉しい言葉を言ってくれる。
気味悪くないのか、という問いに対して「はい、元気です!」と返してしまう遣り取りは端から見るとコメディのようだけど、由希にとってはとても救いのある一言

夾は結局素直に謝ることは出来なかったけど、透は夾が不器用ながらに謝ろうとしていることを察してやれた
むしろ透の方が自分の非礼を侘びた上で十二支の中では猫が好きだと明かす。良い印象なんて無いはずの夾に対して仲良くなりたいと告げてくれる
夾にとっては他者への認識を改めるきっかけになる言葉

夾も由希も自分を受け入れてくれる人間が居るなんて信じることが出来ないような生き方をしていた。そんな二人に対して透の存在は本当に温かみのあるものなんだろうね
夾も由希も透との触れ合いを通してこれから変わっていくことが予想されるような第二話だった

でも、夾は透のご飯を間違って「不味い!」と言ってしまった後にすぐ謝れないのはちょっとマイナス評価ですよ?



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