由希の本心を綾女に聞かせるために服の中に蛇(綾女)を入れられる透って天使か何かなの?普通、服の中に蛇が入ったら嫌なものじゃないの?
透の包容力が大きすぎて毎回驚かされるね
いや、今回は別の方面での包容力の大きさを見せた綾女にも驚かされたけど。「ぼくに欲情すればいい!」って……
遂に年上組三人衆が揃い踏み。超マイペースな紫呉と綾女を相手にしていたはとりの心労が察せられる
でも、紫呉も綾女もどこかはとりを頼っているような印象を受けるし、はとりははとりで二人の賑やかさをどこか好ましく思っているようにも思える
端から見える分以上に三人はバランスが取れた組み合わせなのだろうな
一方であの草摩家の十二支でありながらバランスの取れた関係性を三人で築けたが故に弟を蔑ろにしてしまった面もあったのだろうか?
それが兄弟間の不和というか疎遠に繋がってしまう。でも、ずっとそのままという訳ではなくて、大人になれば見えてくるものが変わるから蔑ろにしてしまった弟を気遣う心も生まれてくる
今回、綾女が由希の様子を見に来たのは兄として振る舞う機会だと思った点も有ったのだろうけど、同時に由希の手を振り払ってしまったことをずっと心の隅で気にしていたからなのかもしれないね
でも、この綾女の発言をそのまま認めてしまったら、今の綾女は一人の大人として懺悔の気持ちで由希と向き合っていることになってしまう。だから、ここで透が大人になったからこそ見えたものについて理解を示しつつも、子供の頃に見えていたものを忘れてはいけないと母親の受け売りを明かす流れは良いなぁ。
透のそういう言葉があったからこそ、綾女も「お兄さんの顔」が出来たのだろうしね
対する由希は綾女の破天荒なノリに反発しているけど、一応綾女が自分との距離をなんとか詰めようとしているって言う点は気付いているんだろうな。でも、何年間も疎遠だったからどういう風に距離を詰めたら良いか判らない。そこで更に綾女が素っ頓狂な発言をしてしまうから由希も余計に反発してしまう
今回、距離を縮めることは出来なかったけど「素直に好意を示すことが出来るのは凄い」と綾女の良い部分を認めることが出来た。
そんな兄を倣うように由希は心配してくれた潑春に感謝の言葉を。ここから少しずつ由希は綾女と兄弟の絆を培っていくのだろうね