まさか冒頭でパジャマ勉強会の様子が描かれるとは思わなかった。原作の時系列では真冬宅初訪問回の後だったから、アニメではスルーされたのかと思っていたよ
あのエピソードって貴重な女性陣のみの会話劇で有り、原作では好きな人トークなども行われたのだけど、アニメではそちらは削り各ヒロインに成幸の尽力を感じさせる形に
また、夏祭りの場面では多少駆け足気味でも全ヒロインと成幸の絡みが描かれる。
第1期最終回に相応しい、双方がこれまでに手に入れた絆を再確認する内容に
そういった意味ではBパートの内容は真打登場と言うか何と言うか
これまでは理珠やうるかを応援する立場として、成幸に女心を指導する立場として他のヒロインとはちょっと違ったポジションに居た文乃。本人はそういう自覚で成幸と接しているから、兄妹と偽れば一緒の宿泊も同衾も平気だと思っている
でも、一皮むけばその内面は普通の女の子であるわけで。「唯我文乃」という名前に思わせ振りな反応をしてしまったり、背中の成幸の体温に過剰反応してしまったり。
同様に成幸もパニクっている
そんな二人を救ったのが星の光である流れは良いね
星といえば、文乃が苦手な理系に進む切っ掛けであるわけで。星についてのあれこれを語る文乃は現状を忘れてとても楽しそうに見える。そんな文乃を見れば成幸も飲み込まれて現状を忘れると共に、自分が持っていないものを文乃は持っているのだと気付かされる。これまで文乃達に勉強を教える立場でしかなかった成幸が本格的に自分が何をしたいのか考え始める展開。
成幸の師匠として、仮初の姉として、成幸にしたいことがあれば応援すると言った文乃。これは新しい境地に踏み込み始めた成幸を見守る先達としての優しさだね
ただ、この後の二人の寝姿は師弟でも姉弟でもなく、普通に恋人か夫婦のように見えたけれどねぇ…
最後の最後にメインヒロインの風格を出してきた文乃にびっくりというかこの構成にしたスタッフにびっくりというか
第2期はもう少し理珠の出番を増やしてもいいと思うんだ。でないと本当に文乃や真冬が他のヒロインを食ってしまうよ?