今回はあすみと真冬がメイン回。どちらも有能なタイプであることは確かなんだけど、その能力の周囲への受け取られ方が異なる形で描かれているのは面白い
メイド家事代行サービスとして各家を回ることになったあすみ。知り合いばかりの相手連中はしかし様々な理由であすみにその家事能力を発揮させてくれない。家事代行として呼び出したメイドにお金握らせて帰らせようとする真冬と文乃には笑ってしまう
当然能力を発揮できないあすみはヤキモキしてしまう
でもその感情は代わりに唯我家の清掃をしたことや成幸の耳掃除で解消される。これは成幸があすみに付いて行った一応の意味とはなるのだろうね
徹夜で小テストを作成した真冬。教師として恐れられながらもその能力を評価されている真冬は寝不足に因る不機嫌顔も威圧として受け止められる。本人が発揮しようと思っている訳ではないのに生徒たちはその威圧を真冬の能力と勘違いする
その能力を発揮しているとの勘違いは生徒だけでなく本人にも訪れる。成幸が真冬を運び更に部屋を片付けたというのにそれを自分がやったと勘違いする。私生活の面は本当にどこまでもポンコツな先生である
印象的なのはあすみにしても真冬にしてもその能力保持に関わる場面では成幸の存在が大きく影響している点か
あすみが家事代行できなかったのは成幸が一緒に居たからだし、真冬が全校集会で寝ずに済んだのは成幸のフォローが有ったから
あすみと真冬には成幸が勉強を教える立場にないからどうしてもうるか達と接し方が変わるんだけど、それでも成幸の存在が彼女らに特別な存在となっていることが察せられる回だったな