真冬の圧迫面接に耐えかねて面白い姿を想像しようとするのは判るとして、そこからスク水やらメイド姿やら想像してしまうのはちょっと発想がぶっ飛びすぎやしませんか成幸さん?
AパートもBパートも真冬が強すぎる内容の今回。これが人気投票1位の実力か……
それはさておき、今回はプレッシャーが掛けられた状態で思考を保ち続けられるかという部分に焦点が当てられていた印象
銭湯の前で成幸達に遭遇した真冬。この時点では葉月から「いつ嫁に来ますか?」なんて質問が来ても論外と切り捨てられるくらいに落ち着いている
それがサウナに入った辺りから怪しくなる。成幸を家に上げている事をバラしそうになる。これはあすみも同じで偽恋人の件をバラしそうになる。
涙目の葉月を前にした際はきっぱり断れていた嫁問題を「いつか」なんて濁して回答してしまう
サウナの高温や女の子の涙は彼女らから正常な思考を奪ってしまう
この流れはBパートはもっと判りやすい
普段はしっかりと志望動機を持っていても圧迫面接の中で根掘り葉掘り聞かれると考えを纏められず上手く答えられなかったりする。
大人でもプレッシャーが掛かる状態では正常な思考を保てないのだから、文乃達だって抗いようがない
この流れの中で成幸は少しだけ異なる動きを見せる
真冬を前にして斜め上の想像を働かせてプレッシャーを回避。また、アピールすべき長所が無いのかと問われた際には正常な思考を保ったまま今は判らないと言って出直そうとする
これは真冬が褒めるように成幸の長所だね。これは成幸を持ち上げようとしているのではなく、真冬が嫌な質問だと認めるように大人でも答えることが難しい質問と状況。プレッシャーの中でしっかりと自分と向き合い答えようとした成幸の姿勢は素晴らしいもの
ラストは次の面接に向けて復習を始める文乃と理珠で締め。プレッシャーに負けて正常な思考が奪われたなら、プレッシャーに負けない準備をしてから挑めば結果は変えられる
大人でも勝つことが難しいプレッシャーに負けず、自分の長所を言えるようになろうとするそれぞれの奮闘を感じさせる回だった