第一話ラストで手を繋ぐことでまるで親子であるかのように扮することが出来たソマリとゴーレム。今回は一歩踏み込んで行為によって親子であると認識される話だったように思う
手を繋ぐ事で彼らは親子のように見えたが、やはりゴーレムと少女が親子というのはおかしな話。
感情豊かなソマリと感情が無いかのように振る舞うゴーレムの組み合わせもやはり親子とは考えにくい
けれど、見た目や組み合わせだけでなく、行為によってそれぞれの関係性が定まる場合もある
子鬼のシズノと長身のヤバシラの組み合わせはヤバシラが兄であるかのように見えてしまうけれど、薬学に詳しいシズノは調合を行いヤバシラは彼の身の回りの世話をする。これらの行為によって二人は医者と助手という関係性を顕にしている
同様にソマリの怪我を心配し後々のために薬を得ようとするゴーレム、少しでもゴーレムの役に立とうと家事手伝いを元気にするソマリ。これらの行為によって彼らは親子であると認識できる
余命僅かなゴーレムと人間の少女のふたり旅。ソマリの両親が見つかって終わる度なのか、ゴーレムの寿命が尽きて終わるのか。
どうなるか判らないが、それでも二人の道行きがせめて幸福なものになって欲しいと願ってしまう