王城の中はスバルの理解していないルールばかり。これまでは無理解のままでも成功してきた啖呵や口上もここでは不利に働く。騎士団を侮辱してしまうし、エミリアの望まぬ言葉を口にしてしまう
スバルの無理解さはエミリアを恐るべき存在ではないと示す言葉となるが慰めにもならない
王城のルールを理解せず、そしてエミリアの胸中も理解できず。だからスバルが口に出来るのは自分が知っている、これまでの行動の成果だけ
でも、そんな驕りを口にして「何故か」自分の為に助けになりたいというスバルをエミリアは理解できない
二人の擦れ違いは決定的となってしまう
お人好しすぎて損する性格な二人がここに来て互いの為を思って行動したことで結果的に相手の望まぬ行動をしてしまう
これからも無理解の連鎖が続いて更に擦れ違ってしまうのか、それとも相手の行動の根幹を理解することはあるのか。物語の分岐点であるように思えた