前回と同じく、ギャグ描写で話を進めつつも親の心子知らず、子の心親知らずな要素を含んでいるね。
というか本作は基本的にそのような構造で展開しているか
普段は姫が不憫な目にあっていないかと可久士が気にし過ぎる描写がメインだけど、この回では姫が自分の家が貧乏なのではないかと気にするパターン
姫くらいの年齢になると友達との違いも明確に見えてくる
それであのような家に住んでたら貧乏だと思ってしまうのも無理はない
けれど、通り過がりが言及しているように中目黒の家は新築物件であり、可久士はそれなりに稼いでる
でも、どちらの事実も隠されているから姫としては貧乏と思う他ない
一方でそういった事実が隠され姫が家事に精を出したことで表に出てきたものがあるのはいいね
10歳箱の中から出てきたレシピ本は今の姫が作るに相応しいもので、その料理は可久士の思い出を呼び起こすもの
二人しかいないけれど、まるで家族三人が揃っているかのよう
……料理は変なアレンジがされてたけどね(笑)
可久士の無自覚ハーレムが出来上がるBパート
この人後半だけで四人も口説き落としましたよ……!
運動会を前に描いている作品や後藤家に足りないものに頭を悩ませ、アクションを起こした可久士
その右往左往が結果的にあの状況とは(笑)
これで姫の新しい母親になってくれる人が見つかればまだいいのだけど、姫は二人きりの方が良かったようで
Aパートでもその傾向が見えたけど、姫は今の生活が気に入ってるんだろうなぁ。だから可久士が姫の為にする様々をそこまで喜ばない
父親想いで今の生活を大切にする姫が鎌倉で気付いた二つの家の類似性
未来で一体何が起こっているのか気になる構成だね