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良い

前回、アルテに迷いを生じさせたマティの言葉。それが今回では言葉の筋そのものは変わらなくても、アルテが持つ価値をきちんと捉え直した形になっている。
それがフィレンツェに戻るかヴェネツィアに残るかを迷うアルテの指針となったようだね

女性であり貴族であるのはアルテの価値である事は確か
でもそれだけじゃなくて画家としての実力もアルテの価値であり、それは更に伸ばすことが出来る
なら、ヴェネツィアですぐに一人前になるよりもフィレンツェで為すべき事を為す
それがアルテの選んだ道

もう一つアルテの価値であり魅力とも言えるのはその交友関係だね
最初は反発していたカタリーナとも今では友達で、フィレンツェで天井画に取り組んだ際も大勢の人がアルテの為に集まった
それは貴族だからとか女性だからとか、画家としての実力があるとは関係なくアルテの努力が実を結んだもの

描き上げた天井画はアルテをそのまま表しているかのよう
絵に込められた優しさ、ヴェネツィア風の装飾、そしてアルテに関わった人々を模した人物像。けれど、光への計算は未熟
レオと母に見せつけた今アルテに出来る渾身の絵
差別や偏見に負けず、自分の価値を見出したアルテがどのような画家かひと目で表す素晴らしい絵が出来上がったようだね



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