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とても良い

水と油な李衣菜とみくがユニットになりステージに並び立つまでが描かれるこの回
面白い点は李衣菜とみくは相容れない部分が多いのだけど、決して犬猿の仲では無いという点なんだよね

カワイイとロックで反発する二人。通常、反発というのは近くにあるから酷くなる。だと言うのに一緒に住んでコミュニケーション不足を解消すれば良いのでは?というのは暴論めいた解決策だね
反発するならとことんまで、というわけである

予想通り、同居を始めてすぐに二人の反発は激しくなる
部屋の使い方、目玉焼きに掛ける調味料、苦手な食べ物
でも、同時に見えてくる当人達は好きで反発している訳ではない点
オーディションの場面でみくは李衣菜を気遣うし、李衣菜はみくの為にカレイの煮付けを作った
二人の関係は反発が全てではない

だから互いを深堀りしていけば反発しない部分は見つけられるかも知れないわけで
歌イベントを機会として「組ませてくれた意味、今納得しておきたい」というみくの言葉はとても真摯
二日後までに作詞して歌を完璧になんて普通は無理だけど、何度も反発を繰り返した二人の間には類稀なパワーが有る

困難な作詞作業、この中で反発しつつも少しずつ距離が近づいていく二人の様子が非常に微笑ましい
「ほんと、気が合わないね」「そこがこのユニットの持ち味にゃ」という遣り取りからはユニットとして組んだ意味を二人は納得できたのだと感じられた

印象的なライブシーン。前回の凸レーションはどうやって観客を巻き込むのかという点が課題になっていたのにアスタリスクはそれを力技で突破してしまうのだから堪らない
入りのハウリングもノリの悪いお客も関係なく自分達のペースに巻き込んでしまう
これはアスタリスクの二人しか持ち得ない特徴だね

そういや、李衣菜がファッションロックである点は序盤から垣間見えていたけど、使いもしないギターを背負い、コレクション扱いで大量のヘッドホンをこれから住まわせて貰う寮の部屋に平然と持ち込む胆力はちょっと褒めたくなる



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