Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
とても良い

部署の後輩のため…、舞踏会のため…、赤ちゃんのため…。
自分の力ではどうする事も出来ない事態の為に自身のやりたい事、本来の姿を抑制せざるを得ない状況のアイドル達
その中での反抗や成長が美しいね

赤ちゃんが産まれお姉ちゃんになった事でテレビ出演の報告が出来ないみりあ
結局伝えるシーンは描かれなかったけど、3回目の家のシーンでは伝える暇がない事を苦に想っている様子はなく、むしろお姉ちゃんとして振る舞うことを喜んでいるかのよう
みりあはこの話の中で一つの成長を遂げたのかな

同級生に見栄を張った為に園児服のとときら学園に不満げな莉嘉
彼女にとっては姉への憧れが絡んだセクシー派カリスマギャルと園児は対極。けれど、その不満をプロデューサーに話すことは出来ないし、姉は受け止めてくれない
だから莉嘉はこの事態に逃げるのではなく立ち向かわなければならない

きらりの「自分らしく工夫するとハピハピになれる」という言葉は園児服という枠に押し込まれそうになっていた莉嘉に天啓を与えたようで。
とときら学園では幼稚園児役を求められるけど、それによって自分を出せなくなる、セクシー派カリスマギャルが出来なくなるわけではないと気付けたのは大きな成長

莉嘉の対処法が美嘉に影響を与える流れは良いね
望まぬ路線変更ながら変革を進める会社が示す方向性だからと受け入れざるを得なかった美嘉
最後に美嘉が譲らなかったのは芯の部分。もしくはスタンスとも呼べるもの
言葉に表せないけれど、城ヶ崎美嘉と言えばこれ!と言えるような力強さを持つ写真は秀逸

また、この回は足元の描写にも注目したくなるシーンが幾つか有ったね
見えない努力を象徴するかのような美嘉とプロデューサーの靴
遥か高みを目指すかのような美城常務のヒール
一方で「何を着たって自分は自分」と語る杏は素足
足元からそれぞれの違いが見えてくる演出は素晴らしいね

また、みりあの足元も良かったな
姉の立場に変わる中で揺れる心を象徴するようにぷらりぷらりと揺れて、涙を流す美嘉を見て足はしっかり地面へ付き、みりあは美嘉を抱きしめる
お姉ちゃんとして何をするべきかを確かにした彼女は年齢以上の成長を見せたようだね



Loading...