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良い

前話にて幾つもの「さよなら」を経て巣立った五つ子達
親の庇護から逃れるとはどういう意味か、そして新しい環境下で五つ子達がどのように新たな想いを抱くに至るのかが描かれたエピソードだったね

これまでは雇う側と雇われる側だった風太郎と五つ子の関係。そこにお金が介在しないなら、別の動機が必要となってくるが今のところそれは曖昧
風太郎の理由が「やりたくてやってる」だから五つ子からの報酬も四葉の「ほっぺにチュー」程度
そんなだからか五つ子の働く想像も中途半端に終わる

風太郎が一花の演技を見て侮るのもその路線上の視点
でも、一花は風太郎が作った不味いケーキをさも美味しそうに食べる演技力を見せた。また、Aパートでは疲れから寝落ちしてしまう場面も
一花は長女らしくこの状況下において一番頑張っている
なら、寝た振りで風太郎に寄り掛かるのは何処か曖昧なご褒美と言えるのかも知れないね

ただ、今の状況は家出しているだけで父親の庇護から完全に抜け出せたわけではない曖昧な状況。五月は影で父親に会い、食事も奢られてしまう
だから今度こそ完全に巣立つ為に自己責任で問題に立ち向かえると証明する必要がある。あの父親に対し五つ子と風太郎はどれだけ自分達は一人前であると証明できるのかな?



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