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良い

紫呉によって示される呪いの終わり。あれだけ十二支を縛り苦しめてきた呪いが放っておいても解けるというのは衝撃的
ただ、こうなって来ると別の見方が出来るようになるんだよね。十二支や夾にとって呪いが問題とならないなら、別のものが問題となってくる

夾の呪いがいつ解けるのかと気にして、夾を誰からも奪われたくないと執着を見せる透。それはきっと恋愛と呼べる感情
透に夾を譲った楽羅もそれを理解しているから、夾に自身の感情を告げられずに燻る透に憤る
でも、透は既に別の相手に対する執着で一杯一杯になってるんだよね

父親の死、今日子の憔悴、そして今日子の死……
最初は母親を引き止めて独りきりにならないため。そして母を亡くしてからは心の中に母の面影を繋ぎ止めて自分を保つため
いつまでも母を一番に想い続ける透の姿勢は一種の執着と呼べるもの。こちらは親愛と呼べる感情かな

これからの透と夾にとって十二支の呪いが問題にならないなら、二人にとって問題となるのは自分の心に正直になって相手を受け入れるかどうか
夾の未来が新たな姿を見せ始めた段階で顔を出した二人の心の奥底に眠っていた別種の問題
罅の入った写真立てがあまりに不吉ですよ……



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