この第二期が始まるまでにあまりにも多くの事が起こった本作
だというのにそれらを感じさせない底抜けの明るさがOPから伝わってくるね。勿論そこには少しの寂しさも有るのだけど
第二期になっても変わらず人とドラゴンという異なる種族の交流が描かれるようで既に期待大ですよ!
メイド喫茶で働く事になったトール。コック長として多大な評価を得ているのにメイドというラベルを求めて奮闘する様は面白い
けれど、そもそも小林以外のメイドをしたくないトールはサービス業の何たるかを全く理解していないね。結局はメイドというラベルに釣られただけだったという(笑)
トールとイルルは混沌勢。だから調和勢のエルマは参戦しない。でも、それじゃあ小林は大切なトールを守れない
トールは守る使命を忘れ混沌勢の戦いをしそうになっていた。それを小林がエルマに調和勢としての壁を越えさせつつ、トールには壁を越えないようにしてやった
結果としてトールはメイドとして小林の隣に戻れたわけだね
イルルには二人が人間とドラゴンに思えるから、隣に居る事に納得できない
小林にとって自分達は小林とトールだから隣に居るのを間違いと思わない
違いが有るから傷を生むと考えるイルルと違いが有るから絆を生むと考える小林
両者には考え方の違いが有るけれど、一方でこれは人とドラゴンによる違いではなく、小林とイルルの違いなんだよね
この対話が既にラベルを越えたものになりかけている
イルルが仕掛けた驚きの罠は小林の欲望を曝け出そうとするもの
ラベル通りに考えるなら、男性となった小林がトールに欲情するのはおかしな事ではないけど、それはイルルのラベルで判断する考え方を肯定してしまうものになる
次回は小林にとって奇妙な試練となりそうだ(笑)