Annictサポーターになると広告を非表示にできます。
良い

エルマ回。だけれど、前半部と後半部では描かれる話の内容が大きく異なるから、テンションのバランスが難しい回
話の構造がそのようなものになっている為に、同様にバランスを保つ難しさも伝わってくる内容になっているね

待遇改善を求めるエルマの案は様々な理由で却下される。最初の案は小林から無知を指摘される形で却下されたけど、その後は会社の収支や他部署からの不満等が壁となる
まあ、そのように要求が通らないのはエルマの目的が会社を良くしたいからではなく、スイーツを食べたいという自分本意な動機だったからなんだろうけど(笑)

子供達を連れてのピクニック。最初は大人としてカンナ達に接していたから、釣り含め上手く回っていた
けれど、子供みたいに水遊びを始めた瞬間にカンナ達を見失ってしまう。おまけにドラゴンの姿を現す大失態
これを収めたのは翔太の眠り魔法やカンナの贈り物。特にカンナは才川宛にも用意する周到さを見せているね
エルマが子供みたいに成ってしまったから、子供が大人の如く事態を収拾した

そしてBパート
冒頭、エルマはファフニールに見届け役を依頼している。つまり、調和を保つ者としての役割を放棄ししている
だからその後の行動もバランスを欠いたものとなり、結果的に自分本意なエルマの本心が溢れ出すものとなる。エルマは言いたくても言えなかった怒りを思う存分言う為、意図的にバランスを失った

でも、エルマが求めていたのは納得できる、バランス有る答え。トールの態度への怒り、そして自分達の間にあった不誠実の清算
それが通じた事で緊迫感有る決闘は、ファフニールが馬鹿馬鹿しく思い、小林がホッとするものに
二人の間で心のバランスが取れたから破滅的なぶつかり合いは終わった。
オチが擽り我慢対決となるのは微笑ましく、それでいて安心感の有るものだったね



Loading...