別世界に生きているような海夢。だから仲が良いと周囲に認識されることは彼女に宜しくないのではないかと新菜は思ってしまう
そんな新菜を明るい世界、それこそ海夢の世界に連れて行くかのように引っ張り上げた海夢は輝いているね
反面、新菜も海夢を別世界に連れて行く存在となっているね
海夢一人では見栄え良い衣装なんて作れなかった、正しい素材の選び方なんて判らなかった。でも、これまたその反面、新菜だけではコス素材を買う店を知らなかった
互いが別世界の入り口になっている
好きな物に対する二人の姿勢は異なる。好きな物にすぐ綺麗と言える海夢、特別な綺麗を知っているから簡単に言えない新菜
そういった意味で二人の『好き』は相変わらず別世界なんだけど、海夢は新菜の『好き』を認めたし、新菜も海夢が『好き』なヌル女の魅力を認めている
別世界は別世界だし、二人の『好き』は少し違うまま。それでも自分が居る世界を『好き』だと思える二人は相手の『好き』を尊重し合えるという構図は本当に良いね
あと、好きなものに夢中になっている二人の会話が社会人達にはそれこそ別世界扱いされていたシーンには笑ってしまう