相手や相手の触れた物を無重力にするスタンド能力とは面白い。重力を人や物を地に縫い付ける力と考えれば、相手を無重力状態にするとは拠り所を無くさせる力とも言えるのか
大地を踏み締められないなら、別の柔軟さが必要となる
でも、徐倫は既にある程度の柔軟さを手にしているような
看守などには金を渡して譲歩させ、録音を知っていてもディスクの件を話していた。また、ウェザー・リポートへの会話には糸電話みたいなものまで
それでもラングラーの天地を無視する柔軟力には敵わない。むしろ何かをしようとするほど攻撃が意味を成さなくなる
ウェザー・リポートはラングラーとは異なる柔軟性の塊だね。ベッドが無いからとピアノで眠り、操る力は形のない気候。だから敵の力も跳ね跳ばせ、敵の攻撃を利用した反撃もできる
目的の中庭はすぐそこ。拠り所が曖昧な無重力状態では普段と違った工夫が必要となる。徐倫はこの局面をどう切り抜けるのかな?