樹にも千歳にも恋人に見える周と真昼の関係。けど当の二人はそれを全否定するんだね
他者による観測で関係が定義されながらそれを否定。どう見ても付き合ってるけど、付き合ってないつもり。お隣以上恋人未満
それはまるで自然発生すべき恋心まで否定するかのよう
毎日のように一緒に食事して相手の料理に幸せの味を感じられる
クリスマスには一緒に過ごしてゲーム
真昼が周の家への入室に抵抗がない為に、恋人を通り越して夫婦に見える二人。けど、本人達にそのつもりはなく
だから真昼が垣間見せる寂しい過去を周は追及出来ないわけだ
一方で二人がこの曖昧な関係を大切にしている点は察せられるね
入室の為の合鍵を包み込むキーケースは真昼だけが開けられる象徴。また二人は互いの顔を開いて他者に見せない素顔も見た
お隣以上恋人未満だけど、形容の難しい大切な関係を築いているのだと判るね
以前のお返しで真昼の看病をする周。これで看病に関する貸し借りは平等になった形だけど、そこで交わされる想いは必ずしも平等とは言えないかもしれなくて
無防備に眠る真昼にドギマギする周、周は自分に興味ないと過度に強調する真昼。定義を避ける二人の気持ちは二人だけが知っているという事かな