お洒落に注力し『好きな人』を明確に持つ梨沙は小学生ながらに大人びた少女かな
彼女は目標が明確だから自分の遣り方やチャンスの掴み方を確立している。けど、それが逆に彼女自身の可能性を縮めているような印象を受けた前半だったよ
日焼けNGだからと同年代との遊びを拒み、映画主役のオーディションと聞けば詳細を聞かずに快諾…
その意味では主役としては不合格としつつ、友達役を代わりに提示した大人達は梨沙に新たな可能性を与えている
Pも自分より大人な存在から新たな道を受け取っているね。梨沙を子供ではなく一人の人間として扱う方法
でも新たな道を歩むなんて簡単ではないから不安は避けられない
従前の遣り方で行き詰まってしまった梨沙とPは新たな道の模索は共に向き合う形で
Pは道の進み方を判っている訳では無いからまともなアドバイスが出来ないが、だからこそ等身大の視点で彼女と一緒に悩める。梨沙も不安感を吐露し、Pを信頼出来る相手と見定められる
そうした梨沙が進むは新たな道ばかり
ライバルと思っていた仲間に相談、普段と様変わりした姿、励まされる役柄
以前と全く違う新たな姿。そこにPが梨沙らしさを残すアクセを用意していたのはナイスだったな
ラスト、誰も想像しなかった道を野望として掲げてみせた梨沙の大物感にやられてしまったよ(笑)