試練の対象となった海神はオズマルゴにとって難しい外交相手。それが人間であるサリフィにとって容易な訳がなくて
サリフィの失敗はレオの失敗になる状況。逆にいえば、レオが目指す国造りを実現させようとするなら、サリフィもそれを意識しなければならない
それらに立ち向かうサリフィの献身性が見える回だったよ
今回のレオはこれまでのように威嚇して他者を従わせるシーンは少なくむしろ耐えるシーンの方が多い。それはこの歓待が国にとって大事なものと理解しているからだろうね
妃候補であるサリフィにとってもそれは同様なのだけど、むしろ明るく振る舞っているね。自分の行動が直接にレオの評価に結びつくと知っているからこそ譲れない部分の為に譲れる部分は譲る
それはガロア公にとっても同様だったようで
王の意向は魚竜族にとって国を左右するもの。だから自分の命やプライドを譲って国の未来を確かめようとした
ガロアがそのような意識で国の未来を見て居るから、対峙するサリフィも国の未来を想い命やプライドを譲ろうとした
互いに究極の選択を仕向けたからこそ、振る舞いに人物の価値が見える
ガロアの芝居に国や若者を想う気持ちは現れ、彼らを庇うサリフィは妃としての器を示せた
高い地位を持ちつつサリフィを認める存在の出現はサリフィを選んだレオの判断は間違っていなかったと示すもの
だからこそレオは祝福する為に踊らずに居られなかったのかもね