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良い

サリフィとレオの恋路を理不尽に邪魔する障壁アヌビスの過去が描かれるEP
小舅のようにガミガミ言う彼はレオに目立って逆らう事こそしないものの、自分の理想の『王』をレオに押し付けている。それに沿う存在ではないからサリフィにキツく当たるわけだ
でも、過去から判るように彼が最もキツく対しているのは自分自身なのかもしれないけど

父の死に受けた衝撃と王族への偏見が歪めた彼の少年時代
その歪みは王族らしからぬレオの優しさを見定められなくしている。彼は自分が想像する相手の姿しか見ていない
変わり始めるのはレオがシリウスの領域に紛れ込んだ時から。父すらしなかった心配、それはレオがシリウスを見ている何よりの証明

更にレオは全てを懸けてシリウスを守った。それはシリウスの目を見開かせるものになるね
ただ、それがシリウスとレオから大切な友情を奪ってしまうものになるなんてね…
王の理想を叶える為に、王が見るべきものを見られるように。その為に自身の想いを制限する彼の内面を考えるとキツイなぁ……

それを思うとサリフィがレオと同じようにアヌビスに温もりを与える存在となったのは面白い類似
王が何を見ているかをサリフィが正しく理解していると知って、彼女が王の隣に居る資格を有していると判断したのかな
サリフィと対立しているかに思われたアヌビスが、同じようにレオを支える存在と判るEPでしたよ



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