描かれる幾つもの対立は相手に譲れない何かを持つ事が原因の一つ。そんな時は向き合い続けるより何かを間に挟む方が健全か
リアンとフィロメラ、アリスとレンフレッド、ルーシーとセス。思い通りに行かない蟠りが対立に至る様は何処か青春群像劇っぽさがあるね
自信なさげで俯きがちなフィロメラに突っ掛かるリアン。想いの矢印は見えるものの、素のままで相手の本心を聞き出そうとするから通じない。対立は対立のまま
アリスは面白い仕掛けをしたね。ハロウィンを介して向かい合う場を用意した。序盤こそ話のきっかけは得られたもののローブを脱げば間には何も無くなる。結果逃げられると…
ルーシーはきっと前々からセスの優しさには気付きつつ有ったのだろうけど、凄惨過ぎる過去が彼女を全てと対立する少女にさせてしまっていた
だからローブで素顔を晒さずに、それでいて素の状態で話せた事でひた隠しにしていた想いを詳らかに出来たのだろうね
離れていた兄妹が和解できた光景にはじ~んとしてしまったり
対立の際、間に何か挟めば相手の攻勢を躱すのにも役立つようで
ザッケローニからチセを庇う形になったカルタフィルス、そしてフィロメラや生徒達を守る為にカレッジを封鎖した学長
特に封鎖は誰にとっても対立から暫く逃れる猶予となった。この猶予は対立ばかりの集団生活を送るチセやフィロメラ達に何を齎すのかな?