マティルダの正体により対立を深めるティアとモニカ。彼女らはスパイという本分において協力できる筈なのに、会ったばかりの他人の為に激しくズレて対立してしまう二人
その一方でティアの原点が描かれた事で対立の先に何を求めているかが判るEPになっていたね
娘の為にスパイとなったマティルダ、記憶喪失の為に母を忘れたアネット
哀れな母娘を前にして悩むティア。スパイであれば悩む余地は無い。けど、彼女が紅炉に憧れヒーローを目指したなら話は変わってくる
スパイとしてどうしようもなくズレているティアだからモニカと異なる道を選ぶ
そして、モニカを仲間に引き込むには彼女もズレさせれば良いわけだ
果てに見つけたのが秘した恋心なんてね。これによりモニカがマティルダを排そうとしている理由がスパイとしてではなく、自分本位な理由だと示された
ならティアとモニカには協力する余地が生まれるわけだ
スパイとしては甘々な判断。でも、哀れな母娘を助けるためなら正当化されるかもしれない判断
けれど、それは…
原作既読組なのでこの先の展開は知っているのだけど、それだけにアレが分岐点とか堪ったもんじゃないなと思ってしまうよ……