ヒーローを目指すティアに欠けている冷酷さを補う者こそティアが情けを掛けようとしていたアネットだなんてね
それはどうしょうもないズレ。けれどズレているからこそ『灯』はチームとして成立している。そう思える強烈なEPだったね
マティルダを逃がす局面も同じ。ティア、モニカ、エルナ、それぞれのズレが強みとなり困難な脱出劇を成立させているけど白蜘蛛が厭う程の邪性を隠し通したマティルダには及ばない。敗北してしまう
それは中心となったティアが他人の善性を容易に信じてしまうから。なら、彼女の弱点を補う存在が必要になってくるわけだ
マティルダでさえ理解の及ばない邪性を持つアネットは味方にすら気取られずに暗殺を為した
それはお友達集団の『灯』において異端。けど、そのズレが『灯』を強固にする
それらのズレはいずれ、今回の件を失敗と感じるティアをすら強くするものかもしれないね