おお、堀両親の学生時代だ
欠片達の物語だから描ける過去の掌編。あれだけだと短すぎるが、現代の堀家を繋げ描く事であの掌編が活きているように思えるね
京介と百合子の出会いが根底にある堀家は今も変わらず愛が満ちている
堀や宮村、学校の話が主体になるとどうしても脇役になる創太、でも彼こそが堀と宮村を結びつけた張本人なわけで
また、京介と百合子の物語、そして堀と宮村の物語、それらの先にいる彼は賑やかな堀家を最も味わっている存在と言えるのかもしれない
かといって手厚く育てられているというわけではなくて
時には遊ばれて時には怒られて、そういう環境で育てられた彼の健全さは堀家の良さを誰よりも体現しているね
…なのに、彼が最も懐いているのは宮村でしかも彼をお兄ちゃん扱いしているのは、未来を先取りしているという事で収められないだろうか(笑)