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とても良い

働き蟻にとって王と言えるティアと紫蟻は対立する存在。けど、どちらも直接的な戦闘力は無いから、互いには言葉で、そして働き蟻に対しては支配力で勝負する事になる
けど、王は他にも居たわけだ。紅炉も働き蟻に噂という支配を残した。それは紅炉に勝利は齎さなくても時を超えた勝利を『灯』に与えたわけだ

紅炉がティアに残した僅かな希望、『灯』がティアに投げ掛けた温もり
どちらが欠けても自信喪失状態だったティアを王の器に変えはしない。そしてティアが王になったからには働き蟻は彼女を助けるし、クラウスもティアを助けに現れる
また、クラウス自身も王と呼ばれていた事で、王に別の意味も見えてくるね

クラウスは王であっても『灯』を支配していたとは言い難い
でも彼女らとの交流がクラウスに成長を齎したなら、クラウスは支配せずとも王として彼女らを自らの力としていた事になる
他者を力とするのが王の別の在り方なら、ローランドにより英雄として覚醒し彼を力としたティアも同様と言えるのかな

結局、紫蟻は働き蟻や将軍蟻を支配できてもそれ以上は出来なかった
王としてはクラウスにもティアにも劣るから勝てる道理は無かった訳だ
無事に紅炉の復讐は成功し、ティアは彼女の遺産を受け取った
このミータリオ編はティアという王を中心に『灯』そのものを大きく成長させるエピソードとなったように思えるね



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